トムからのメール

Dとデート始めた3ヵ月くらい前に
トムに酔っぱらった勢いでメールしたことがある。


「人生何があるかわからないから、
伝えないと後悔するから、言っておく。

あなたは私の人生で最も大事な人の一人だと思う。

たぶんこれから何があっても、ずっとそれは変わらないだろう(英語で)」



返事は来なかった。



でも気にしなかった。
見返りを期待して言ったんじゃなく
ほんまに伝えたかっただけやから。

Dという彼氏になりそうな人を前に
これだけはトムに言いたかった

読んでくれたらそれでよかった。




結果、Dとはうまくいかなかった。
(あの悪魔のデートから、初めて会う約束をしたが、またぐだぐだと日程調整中…)



「ほんまに一人の人生を考えたほうがいいな。
やっぱ子どもがゆくゆくほしいやろうから年収800目指して30までやるか」


「そういえばトムは元気なんやろうか


もしや…死んでたらどうしよう。


言いたいことは言ったけど、直接言いたかったなぁ


「アンタは最高の彼氏やったよ」って。」


センチメンタル100%笑


そんなことソファーで寝そべりながら考えてたら、トムから返事がきた。



どうやら人との馬鹿らしい飲み会や、消費生活に疲れて
4ヵ月、メールも外出もほとんどせず、肉も酒も絶って

本読んだりマラソンしたりしてたらしい




よかったよかった。





ビジネス勉強したり、旅行計画したり

やりたいことに集中してるようで。
昔、日本でグチグチしてたトムは消えたよう


それもよかった。


「前メールしてくれたのに返信してなくて本当にごめん」


そんでもってDと破局タイミングもあってか、下のメッセージに号泣してしまった

i still think about
>> the time i spent with you and although i never realised it until later, i
>> learned a lot, and grew up a lot because of you; its a very strange idea
>> that i haven't seen you in more than 2 years when you are such an important
>> person in my life, and the idea that i haven't emailed or been in contact
>> for such a long time is completely crazy. i need to change this.


「僕も君と一緒に過ごした時間を思ってた。
君は僕にいろんなことを教えてくれたよ。君のおかげで自分は成長できた。

もう二年も会ってないなんて変だよね。
君は僕の人生でこんなにも大事な人なのに。」


>>
>> anyway, this became a very long email so here's the simple message i want to
>> send: i've been missing you too, and i hope to speak to you more, soon.
>> as always, take care, and tell me about what else is happening in your life
>> at the moment
>


「メール長くなっちゃったから、シンプルに言うよ。
僕も君がいなくて寂しい。
もっと話そう。君の最近のことを知りたいし」


思い出は実物よりも美しく見えるものですかね。


だって別れたとき、間違いない、後悔せん、トムよりもいい男は必ずおると思ってた



それがおらんからトムがよく見えてるだけやんな。



それか、
私が気づかんかっただけの大バカ者なだけか…




トムより上はおらん。そう思ったら、最近の男に期待してたことがいかに過酷なハードルかわかる。


そう思ったらがっかりせずに
カジュアルに複数の男とデートできる



何より私が嬉しかったのは

●私と付き合ったことで、成長したと言ってくれて、私がそんな存在になれてたこと


●見返りは期待してなかったけど
彼も私を人生レベルで大事な人物やと思ってくれてたこと


10年たってもトムを想ってたら、プロポーズしてもいいしなw



それとも、また大型の恋をするのか。


これから楽しみ。